データロジックニュース 2011年4月4日号
発行:(株)データロジック
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平素よりお世話になっております。メールのご開封ありがとうございます。

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本メールは、弊社お客様に送信させていただいております。

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1、REAL4
2、REAL4の特長
3、ユーザー会・説明会
4、CDとQ&A集の送付
5、福島の原発事故

この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

1

 REAL4

REAL4は3月初めよりベータ版を出荷しています。

 「わかりやすく、簡単で、すぐできて、きれいな図面が専用だけでできる。汎用CADを使わなくて済むシステム」が当面の目標です。

デモやユーザー会でのお客様の評価もよく、さらに進歩させようと努力しています。

2

 REAL4の特長

昨年10月のアンケートで「使ってみていかがですか」と質問しました。その回答で多かったものについてREAL4の特長を書いてみます。

Q、実際に使ってみていかがですか。

1、現在のS/FLinerでも使いやすい。
さらに進歩しています。
 リアルタイム処理でデータ構築等が不要ですので、修正、削除などの結果がすぐに
 作図に反映します。
 平面、立面どちらからでも入力ができて、3Dも同時に見えます。
 合算ができますから、複数の人が分担して入力ができます。

2、母屋をドーブチ並みにしてほしい。これは操作性、機能共に。
母屋は作り直して、今までの制限や欠点の多くを改善しました。
 
寄棟の入力も簡単です。

3、図面、特に単品図は修正がかなり必要なので、改善してほしい。
REAL4では、図面編集という汎用的な機能を追加しています。
  システム内で編集ができ、再作図しても構造体周辺は変わらないなどの改良を行って
  います。
  もっと専用CADを改良、さらに新しい機能を追加することで汎用CADを使わずに済む
  ようにします。その方が時間は少なくなり、間違いが減ります。
  また、REAL4では1つの柱詳細図に異なるパラメータの設定ができます。例えば、承
  認図用と社内工作用です。

4、パラメータが多いので、わかりやすくしてほしい。
よく利用する項目は「お気に入り」に登録できます。変更した項目は「履歴」に残ります。
  今までの共通保存する機能に加えて、各図面やデータごとに設定を保存できます。

5、電話などのサポートがよい。
さらに、努力します。

6、符号の振り方が不満。
改善されたと思います。
  符号の付け方はパターンを増やしました。
  プレートも一度付けた合番は、指定しないと変わりません。
  枝番を付ける機能もあります。

3

 ユーザー会・説明会

3月25日に静岡ユーザー会を行いました。
REAL4の内容を紹介し、今後の進化を説明し、ユーザーの皆様も熱心に聞き、質問されていました。REAL4の進化は来られた皆さんの共感も多く、今後の進歩に期待されていました。

今後のユーザー会・説明会の予定
  名古屋  4月19日(火)  REAL4説明会
  福岡    4月21日(木)  ユーザー会
また、5月には大阪や沖縄など、いくつかの地域を予定しています。

 

4

  CDとQ&A集の送付

保守ユーザー様にS/FLiner2 Ver(2.86)のCDと小冊子を送ります。3月末から4月にかけて届きます。
・CD 1枚  DXF変換、共通部材マスタが新しくなりました。
・REAL4カタログ
・Q&A  第3弾

5

 福島の原発事故

原子力発電所のニュースが続いています。
大津波の被害で原子力発電所(以下原発)で原子炉を冷却できずに、爆発や放射能漏れが起こっています。

歴史
大津波は100年前に東北で起こっています。1896年明治三陸地震、それでは津波の高さが10数mから30数mです。三陸海岸はリアス式ですから、普通の海岸ではこの2/3〜1/2位かも知れません。
2009年の経済産業省の審議会でも1100年前に起きた大津波の解析から、再来の可能性を指摘していました。
最近も地方議会や国会の議員から大津波の対策をするべき指摘もありました。
少し前の1993年北海道南西沖地震では、大きな被害を出した奥尻島で津波の高さが3mから17mといわれています。

今回原発に被害を出した津波の高さは14m位なので、予想できない訳ではありません。
1997年10月号の「科学」に載った論文には、今回の事態は正確に予想されていました。

水冷から空冷
このような事態を防ぐためには、津波が予想されるところでは、原発は海岸には作らず、海から離れた川のそばに作ればいいのですが、川の水では冷却水が足らないのかもしれません。
原発を冷やすのは水でなく、空気を考えてもいいでしょう。世界的にはどこも海のそばに原発があるのではなく、内陸部にも多いですから現実的です。自動車と同じく、空冷は水冷より効率が悪い、といわれていますが、効率をよくする努力をすればいいでしょうし、総合的に考える問題です。

ヨーロッパ、アメリカと日本の違い
原発の利点も大きいので多くの先進国で多数の原発が建設され、運転しています。
欧米と日本の原発では安全性に大きな違いがあります。ヨーロッパでは地盤が安定し、地震がほとんど起こらず、アメリカでもほとんどの原発が東部と中部にあります。
日本は大きい地震や津波が頻発し、地盤が不安定な所です。世界でも最も危険な地域です。欧米と日本を同じように考えてはいけません。

違う方法を考える
もっといいのは、原発を増やさない、原発を使わない方法を考えることです。違う方法、アイデア、電気を使わないしくみはないか。普通は今までの方法を延長することを考えますが、時代や条件によっては変えなければなりません。



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