2025年発売の新ソフト「S/F出荷計画」をご導入いただいた経緯をお話しいただけますか?
岡﨑さん:
データロジックの方にこんな新しいソフトがありますよと紹介してもらったのがきっかけです。 基本的にトラックへの積載に関して、図面を見ながら「この形で載るだろうか」と想像しながらやっていました。ただ、やはり所詮は頭の中で考えることなので、想定通りにいけばいいのですが、それよりも実際の積荷が少なくなってしまうなど、誤算も多かった。このソフトを使えば、例えば、柱を何本載せられるかというのが最初に、かつ具体的にイメージできるので、本当に便利になりました。
このシステムを開発するにあたって、御社には開発モニターという形でご意見を伺いました。
岡﨑さん:
い。弊社の代表にご提案をいただき、参加させていただくことにしました。先ほどもお話した通り、頭の中でのシミュレーションには経験値が大きく関与してしまいますし、思ったように載せられなければ当日「一台トラックが足りない……」なんてことも(苦笑)。そうなると当たり前ですが、その分予算をオーバーすることにもなります。
作業工程に支障をきたしてしまいますよね。
岡﨑さん:
そうなんです。単純に輸送関連の予算問題に限りません。現場に朝届けるはずだったものが、全部積めないせいで到着が昼過ぎになると、朝から昼までの鳶の方々の時間を奪ってしまうことに。無駄になってしまった時間をどうカバーするかという話になれば、そこに支払いが発生してしまう可能性もあるんです。製品が積めない、時間通りに届けられない、そういったことが及ぼす影響は決して少なくありません。
『S/F出荷計画』を導入されてから半年以上経過していると伺いましたが、使用した感想をお聞かせください。
岡﨑さん:
一番助かったと思ったのは、仕口がすごく長い製品を積載したときですね。トラックの幅を超えているものなどをどうやって積むかというのは、やはり喧々諤々するわけです。このときは、実は運送屋さんのアイディアのほうが勝ったのですが(笑)、彼らと話をするのに『S/F出荷計画』を使いながらシミュレーションを見せることができるので、話が早いんです。幅も割り出せますし、目で見ながら確認できるのがありがたいですね。
このソフトを使用する一番のメリットは何だと考えていらっしゃいますか?
岡﨑さん:
分が思った通りの組み合わせで積載できるかどうかというのを、シミュレーションできることです。主に使っているのは柱の積載。柱を何本載せられるかなというシミュレーションに使います。積載した状態の形がそのまま画面に出るのでラクです。あとはそんなに多くはありませんが、ゼネコンさんに荷姿を見せてほしいと言われることもありますので、そのときには重宝します。
では、実際に使用されたうえで、感じていらっしゃる改善点のリクエストなどはありますか?
岡﨑さん:
私がまだまだ十分に使いこなせてないだけだと思いますが、積み込む部材の1段目と2段目の高さの幅の設定がもう少し自動で操作できるようになったらいいかなと思いますね。柱に関してはすごく使い勝手がいいのですが、梁に関しては入力の手直しが必要となりがちなんです。
なるほど。ありがとうございます。他にも「こんなふうだったらもっと使いやすい」と思われることは?
岡﨑さん:
まだ発売されたばかりですから、これからさらにアップデートもされて、もっと改善されていくのだろうと思っているのですが、やはり最初に操作を覚えるのにはある程度の時間がかかります。私は現状では、すべての部材に関してというよりは、ピンポイントで使用することが多いです。この組み合わせで積んだらどうなるかな、というのをシミュレーションするには本当に最適。私がもう少し使いこなせるようになれば、かなりラクになるのではと思いますが、それにはもう少し時間が必要ですね。
これからの予定ではりん木やウマが入るようになるようです(取材後にアップデート完了)
岡﨑さん:
おお、それはいいですね。今まではそれがヴィジュアルには出なかったので、存在するテイでやらないといけなかったのですが、それが入るならかなり扱いやすくなりますね。うちはウマを使うことはあまりありませんが、かなり手間が省けるのではと思います。
この『S/F出荷計画』に関して、そしてデータロジックという会社に対して今後期待されることはありますか?
岡﨑さん:
『S/F出荷計画』に関して言うならば、失敗しても何度でもやり直しができるという部分は本当にありがたいです。実際に自分の頭で描いたものを目で見ることができて、失敗してもやり直せる。しかも第三者との共有もやりやすいです。その作業を繰り返すことはもちろん経験値にもなります。私たちは一現場一人体制のようなものなので、こういったソフトがあれば経験を他人に伝えることもラクになります。データロジックさんは萩市という決して都会ではない場所にあるのに、すごいソフトを作る会社というのシンプルに驚かされましたし、そのソフトが全国的に使われているのも素晴らしいと思います。これからもあらゆるソフトを開発してもらい、それらのソフトを取り入れることでこの業界にもっと効率アップが進むことを期待しています。