新しいソフト『S/F出荷計画』を導入しようと思われたきっかけや、それまでに感じていた課題を教えてください。
磯部さん:
かなり前からこういったソフトはできないだろうかと営業の方には相談をしていたんです。弊社は積み込みに関しては熟練の職人さん方任せになってしまっており、常にその方に相談をしていたんです。その方がいなければ自分で荷物を見て、「このくらい積めるのでは」と頭の中で計算をするしかない。積み込みの打ち合わせをするにも「こんなふうに積みたい」というのが事前にシミュレーションできるので、積めると思っていたら積めなかったとか、逆にもっと積めたのに、というロスがなくなりましたね。
経験値を多く持っていらっしゃる方が積み込みを考えても、やはりロスが出てしまうんですね。
磯部さん:
あとはトラックの運転手の方によっても、積み方のクセというか好き嫌いもありますし、トラックに載せたときの重さや高さなど法律的にクリアしないとならない問題もあります。最近は安全面におけるチェックがとても厳しくなっているんです。単純に積めればいいというものではなく、きちんと動かないようにしっかりと安全に積めないとダメ。そのために事前にゼネコンさんや現場から荷姿を画像で見せてほしいと言われることが増えました。『S/F出荷計画』を使えばそれが簡単に作れるのは大きなメリットです。同時に運搬費をある程度予測できるので、予算内で収めることが難しい場合は予めクライアントと交渉することもできますからね。
磯部さんはすでに『S/F出荷計画』のアップデートしたバージョンもお使いになっていると伺いました。
磯部さん:
はい。更新されて非常に良かったと感じたのは積荷の1段目、2段目、3段目にそれぞれどの製品が積み込まれているのかが分かるようになったことです。これで現場とのやり取りが抜群にやりやすくなりました。狭い敷地での作業の場合、トラックから製品を下ろさずに直に取り付けることがありますが、現場で鳶の方が使う順番に積み込むことができるので、コミュニケーションもスムーズになりましたね。
磯部さんは『S/F出荷計画』のβ版のときに色々とご意見を下さったのだと伺いました。
磯部さん:
β版では積荷の間に入れる緩衝材が入らなくてイメージがつかないところもありましたが、REAL4のCADでハコのデータを作ってそれを連携させて、出荷計画のソフトのほうでも使えるようにしてみたんです。そしたら、それがヒントになったとデータロジックさんから言われて、今回のアップデートでは緩衝材も入れられるようになっていました。
磯部さんが提案してくださったアイディアが『S/F出荷計画』がより使いやすくなったきっかけになったんですね。
磯部さん:
私は言うだけですから(笑)。でもそれが実際の形になって、より使いやすくなったのは嬉しいです。作業スピードは圧倒的に速くなりましたし、やはり3Dで見られるのはとても助かります。2Dだと平面と側面の2カ所からしかチェックできないので、平面が良くても側面がダメなら一からやり直しですからね。大きな建物を請け負うときにも、すごく役に立っています。
それはどういったポイントにおいてでしょうか?
磯部さん:
最近はどうしても大型物件が多く、そうすると数社で区分けをすることになります。ゼネコンさんは一社なので、そこからS/F出荷計画や荷姿状況を出してくれと言われるときに、弊社はこのソフトでサッと出せますから、他の会社の方々から「これは何だ!」という話が始まって、ではうちも導入しようという感じになっているようです。お互いに同じソフトを使っていればコミュニケーションも取りやすくなりますからね。
鳶の方や他社の方々と同じ情報を共有できるのは確かに便利ですし、作業のスピードアップも図れそうです。さらにこのソフトに対しての要望はありますか?
磯部さん:
ジャストアイディアではありますが、トラックのことだけでなく、ストックヤードに関しても同じようなことができるようになるといいなぁと思っています。
それは現場ではなく、こちら側の置き場所の問題ということでしょうか。
磯部さん:
はい。工場によって敷地が異なりますからね。建物の区割りを“工区”と呼びますが、では1工区のものをこの敷地のこの場所に置いた場合、どのくらいのスペースが必要になるか、建て方の順番が決まっていれば、順番通りに並べられれば後の作業が早いだろうとか……。鉄は重たいので、「邪魔だからちょっと動かそう」というのが簡単には出来ないので、予め計画を立てられるとすごく便利になるのでは、と思っています。
ありがとうございます! とても参考になるご意見だと思います。これから先、データロジックに期待することを教えて頂けますか?
磯部さん:
私はどちらかというと図面描きのほうなので主にREAL4を使っているのですが、他社からもリクエストがあると聞いていますが、アール部材に対応できるようになるといいなと思っています。それはREAL4の次世代バージョンが出ると聞いているので、それに期待しています(笑)。基本的にデータロジックさんには本当にたくさんのソフトがあり、それがどれもとても優秀なので本当に助かっているのですが、あとは“製品精査”や“品質管理”ができるようなものがあれば……。きっと考えてくださっていると思いますが(笑)、また色々とご相談させていただきたいですね! 期待しています。